太陽から発せられる光には、わたしたち人間が見ることのできる可視光線のほかに、波長の異なる赤外線と紫外線が含まれています。なかでも紫外線(UV)は、さらに波長別にUV-A・UV-B・UV-Cと区分されています。日やけやシミの原因となるイメージが強い紫外線ですが、オゾン層を透り抜け地上に届き、人々が浴びているのは、UV-A・UV-Bと呼ばれる波長のもの。UV-Cは、オゾン層に阻まれ、地上に届くことはありません。この「UV-C」に分類される短い波長の紫外線が、遺伝子・DNAを持つ菌種・ウイルスを不活性化させ、増殖を防ぐ効果があるとされています。(※1) ※1 国立保健医療科学院水道工学部 2008.1.31 水道における紫外線処理に関する Q&A
「UV-C」に分類される短い波長の紫外線は、菌種・ウイルスの不活性化、増殖を防ぐ効果から、紫外線殺菌照射( Ultra Violet Germicidal Irradiation・略称:UVGI )と呼ばれる手法で、殺菌・消毒現場で活用されてきました。(※1/※2)
必要となる照射量は、照射の対象となる細菌やウイルスの種類によって異なります。
※2 環境省 2015年3月改訂版 紫外線環境保健マニュアル2015
以下資料は、開発・製造元であるエネフォレスト株式会社提供のものです。